名人の想いを未来につなげる挑戦者たち
「名人」から受け取った想いをカタチにしたい!
「聞き書き甲子園」から始まったモノづくりへのチャレンジ
高校生プロジェクトとは、「聞き書き甲子園」に参加した全国の高校生有志が、
「名人」から頂いた廃材等を材料にモノづくりを行うプロジェクトです。
※「聞き書き甲子園」とは
毎年全国から選ばれた高校生100人が、農林漁業を営む全国の「名人」100人を一対一で取材し、
名人の仕事や生き方を記録する取り組みです。
2002年に始まり、文部科学省・農林水産省・認定NPO法人共存の森ネットワーク等で構成されている「聞き書き甲子園実行委員会」が主催しています。
※「名人」とは
農林漁業に長年従事し、自然と共に生きる知恵や技を持っている方のことです。
樵(きこり)、造林手、茅葺き師、宮大工、海女、釣竿づくり職人、伝統工芸士など様々な方がいらっしゃいます。
聞き書き甲子園で高校生は、ひとりの「名人」と出会います。
自分の祖父母ほどに歳の離れた名人。
聞いたこともない仕事をしている名人。
そんな名人にひとりで電話をかけアポを取り、片道数時間かけて電車とバスを乗り継ぎ、名人の自宅へ伺います。
そうして丸2日間かけて、高校生は名人に取材。
録音した取材内容を一言一句書き起こし、一つの文章にまとめます。
その過程で高校生の心の中に、ひとつの感情が湧きました。
「私が、名人の力になりたい!力にならなくちゃ!」
取材はたったの数時間ですが、編集には2カ月以上かかります。
名人の声、文章を繰り返し何度も反芻する中で
名人に寄り添いたいという気持ちが生まれます。
こうして芽生えた思いを仲間と共有し
モノづくりを通じて、名人の力になれる方法を考え、実践する。
それが、「高校生プロジェクト」です
※2016年度の活動内容は、以下の資料をご覧ください
「名人汁」レシピ動画
「アゴ(トビウオ)」から取った出汁をベースにイノシシ肉、干しシイタケ、ニンジンなど、様々な名人から頂いた食材を煮込んでつくったオリジナル豚汁
レシピ開発だけでなく、作り方をまとめた「レシピ動画」を映像制作会社との協力により、制作しました!
(2017年制作)
2016年度の活動発表
2017年3月に行われた、聞き書き甲子園の成果報告会「フォーラム」において、聞き書き甲子園に参加した高校生100人を前に、プロジェクト参加メンバーが活動報告を行いました!
急遽発表の時間が設けられ、ほとんど台本がない状態での口頭発表でしたが、それぞれが自身の想いを自分の言葉で伝えることが出来ました。
2016年度の活動の様子
2015年度の活動まとめ
2015年度に始まった高校生プロジェクト。
初年度は、名人から頂いた廃材となってしまった木材を自分たちで加工し、オリジナルの「サイコロカレンダー」をつくりました!